「もう終わったんだな」と、心のどこかで思ったその瞬間。
世界から音が消えて、色も消えて、ただ静かに時間だけが流れていく感覚。
かつて私も、そんな日々の中にいました。
大切な人からの突然の別れ。
何がいけなかったのか分からないまま、
問いだけが心の中でぐるぐる回って、眠れぬ夜を何度も越えました。
恋が終わったように見えても
でもね、その絶望の中でひとつだけ手放せなかったものがあるんです。
タロット、ルノルマン、オラクル、そして西洋占星術。
この子たちだけは、いつだって私の味方でいてくれた。
中学生のときにタロットと出逢い、その美しい絵柄に魅せられました。
それが私が占いの世界へと入ったきっかけでした。
以来、ずっと私の人生に寄り添ってくれてくれた。
「まだ希望は残っているよ」
「この経験は終わりじゃなくて、希望への道かもしれないよ」
カードや星たちがそう語りかけてくれたとき、
ほんの少しだけ、呼吸ができたような気がしました。
そして…数年後、本当にその“奇跡”が起こったのです。
だから私は今、恋に悩む人のそばで、占い師として光を灯す側にいます。
あのときの私のように「もう無理かもしれない」と感じている誰かのために——
愛が芽吹くことを、あきらめないでほしいから。
恋に傷ついたあなたへ——あの頃の私もそうだった
6年前。
ある日突然、大切な人から「別れたい」と言われたんです。
冗談かと思いました。
だって、前日まで普通に会話してたんですよ?
「何が起きたの? なんで?」って聞いても、明確な答えは返ってこない。
ただ静かに、でも確実に、彼の心は私から離れていくのがわかりました。
そこからの日々は、ほんとに地獄。
何も食べられなくなって、体重がストンと落ちて、
夜はベッドに入っても、涙が止まらない。
スマホを見ても連絡は来てないし、SNSで彼の更新があるたびに、
心臓がギュッてなって、しばらく動けなくなる。
友達に話しても「そんな男、もう関わらなくていいよ」とか言われるんですけど、
それじゃ癒されないんですよね。
だって、好きだったんだもん。
誰よりも「幸せにしたい」と思ってたし、
誰よりも「この人となら」って信じてた。
それが一瞬で崩れて、
気づけば自分の価値まで見失いそうになってたんです。

なんで私だけこんなに苦しいの?
何か間違ったことしたのかな?
もう二度と恋なんかできないかも
あの頃の私は、そんな言葉ばかり繰り返してました。
絶望の中、占いの言葉だけが希望だった
そんな真っ暗な中でも、かすかに光っていたのが
タロット、ルノルマン、オラクル、そして星たちでした。
もうね、正直、現実は全然変わってなかったんですよ。
彼から連絡が来るわけでもないし、戻れる兆しなんて皆無。
でも、カードを引くたびに、星の配置を見つめるたびに、
「まだ終わってない気がする」って、ふと感じたんです。
たとえば、タロットで「節制」や「運命の輪」が出たとき、
「タイミングを待てば流れが変わるかもしれない」って思えたし、
ルノルマンで「クローバー」や「星」のカードが並ぶと、
小さな奇跡が起きる可能性を信じたくなった。
何より、オラクルカードの言葉が優しかったんですよね。
「あなたは愛される存在です」
「今の痛みも、未来の愛につながる経験です」
——その一文が、涙でグシャグシャの心にスッと染み込んで。
現実逃避って言われたら、それまでかもしれない。
でもそのときの私は、「信じられる何か」が必要だったんです。
カードも星も、何も否定しなかった。
「今、苦しいよね」って、ただ静かに寄り添ってくれた。
だから、生きてこられた。
壊れそうな毎日のなかで、
「私の中にまだ希望が残ってる」って、ほんの少しだけ思えた。
そして訪れた、奇跡の再会と愛の再生
別れから4年。
もうすっかり「過去の人」だと思っていた彼と、
なんの前触れもなく、偶然に再会しました。
最初はね、ただのすれ違いだったんです。
でも向こうも気づいて、目が合って。
「あ……」って、声にならない空気のなかで、
ぎこちない会話が始まりました。
「元気だった?」
「まあ、なんとか」
みたいな、ありきたりなやりとり。
でもね、不思議とあったかかったんです。
張り詰めた糸みたいだった心が、
その瞬間、ふわっと緩んだのを覚えてます。
そこからLINEのやりとりが再開されて、
気づけば、前よりも丁寧に言葉を交わすようになっていて。
ある日、ポロッと彼が言ったんです。
「…あの時、ちゃんと話せばよかったって、ずっと思ってた」
え? 何それ今さら? って、頭の中ではツッコミながらも、
心の奥では、何かがほどけていくのを感じました。
それからしばらくして、また2人で会うことになって。
緊張しすぎて胃が痛かったのに、
いざ会ってみたら、懐かしさと安心感しかなくて。
そして、ある瞬間。
彼のほうから「やり直せないかな」と言われて——
もうね、言葉が出なくて、
ただただ涙があふれて止まりませんでした。



本当に、やり直せた
奇跡だと思いました。
あのとき信じた希望は、幻じゃなかった。
カードや星たちが語ってくれた未来は、
ちゃんと、現実になったんだって思いました。
だから私は「恋詠み占い師」になった
この経験があったから、私は占い師としての道を選びました。
もちろん、昔から占いは大好きでしたよ。
でも「ただ好き」だけじゃなくなったのは、
別れで傷つき、そしてまた愛を育めたから。
あの頃の私みたいに、
「もう無理かもしれない」「何も信じられない」って、
ひとりで夜を越えている人が、どこかにいると思うと——
いてもたってもいられなくなったんです。
だから私は、恋に悩む人の心に、
カードと星を通してそっと寄り添いたい。
タロットやルノルマンでは、心の奥底にある声を映し出す。
オラクルでは、その心をやさしく癒す。
そして西洋占星術で、未来の可能性に光を当てていく。
私がそうだったように、
「占い」が、その人にとっての“希望の灯”になればいい。
恋が終わったように見えても、
本当はまだ続いているかもしれない。
見えないだけで、愛は形を変えて、
また違うかたちで戻ってくることだってあるんです。
その瞬間を、一緒に迎えたい。
そう思って、私は今日も占いを詠んでいます。
まとめ:あなたの恋に、もう一度、光を灯すために
「もう終わりだ」と思ったその恋が、
まさか、また始まるなんて——。
そんな未来、誰も想像できなかった。
でも、カードと星たちは、あの頃からずっと
私の“心の奥の希望”にそっと寄り添ってくれてたんです。
だから、もし今あなたが、
愛に傷ついて、立ち止まっているとしたら——
どうか、すべてを終わりにしないでほしい。
悲しみの先に、まだ物語は続いているかもしれないから。
占いは未来を決めつけるものじゃない。
でも、心を照らす“ほのかな光”にはなれる。
その灯を頼りに、また少しずつ前に進むことはできるんです。
もし、あなたの恋がもう一度動き出すその時が来たら。
私はそのそばで、そっとその光を見守っていたいと思っています🌸